夏季休業日のお知らせと夏の小話

お先に弊社の夏季休業日のお知らせをさせて頂きます。

 

8月11日(金)～16日(水)までの6日間となります。

17日(木)からは平常通り営業致します。

皆様には大変ご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いいたします。

 

引き続き、夏の小話に入りますので、もし宜しければご覧ください。

 

 

 

もうすぐ柳井もお祭りですね。

私は、昨年と同じく島根の水郷祭に行こうと思っておりましたが、行けませんでした。

みなさんは、もう何処かのお祭りに行かれましたか？

 

花火の時間に『た～まや～』『か～ぎや～』等の掛け声は聞こえましたでしょうか。

最近はめっきりと、聞くことも少なくなりましたね。

この『玉屋』『鍵屋』は、江戸時代に人気のあった花火師がいた屋号のことです。

（因みに、『玉屋』は鍵屋をのれん分けをした屋号です。）

 

 

しかし、私たちに馴染み深いのはどちらかと言うと『玉屋』ですね。

これは昔、『両国川開き』（現在の隅田川花火大会）で両国橋を挟んで

上流が玉屋、下流が鍵屋を受け持ち、花火を打ち上げていました。

 

そしてその花火を見る観客が『より美しい』と思った方の花火を賞賛の意味を込めて

屋号を呼ぶようになりました。そしてこの時、圧倒的に人気だったのが『玉屋』でした。

『橋の上　玉屋玉屋の声ばかり　なぜに鍵屋と　いわぬ錠なし』という歌が残っているほど

玉屋の花火は素晴らしかったので、花火の掛け声は『玉屋』が有名なのです。

 

さて、本家である鍵屋を凌ぐ人気を誇った玉屋でしたが、1843年に玉屋からの出火が原因で

火事が起きてしまい、玉屋は江戸を追放されてしまいました。

こうして人気花火師だった玉屋は、掛け声は残りましたが、一代限りで廃業してしまいました。

一方、鍵屋は十五代続く歴史の深い屋号が、現在まで続いています。

 

みなさんも、花火を見て『素晴らしい』とお思いましたら

花火師さんを『た～まや～』『か～ぎや～』と賞賛してみてはいかがでしょうか。

小話が長くなりましたが、皆さま良いお盆をお過ごしください。