HC床版高強度鉄筋コンクリート

概要

日本では、道路インフラの高齢化が進む中、老朽化による橋梁等の損傷が進行して一部の構造物で変状が顕在化しており早急な対策が求められています。

また建設工事では安全性、経済性とともに、工事期間の短縮、早期完成が要求されます。しかし近年、専門工や一般作業員の不足、高齢化の為その解決に苦慮し、施工の省力化、機械化が叫ばれています。

そこで当社は業界に先駆けて、現在一番不足している鉄筋工、型枠工等の専門工を必要とせず、一般的な重機で、速く、確実な施工ができ、しかも養生期間のいらないプレキャスト高強度床版を開発いたしました。

橋梁用、道路拡幅用、水路ふた等に安心して手軽にご採用頂けるものと存じます。

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特長

強い・薄い・軽い!

高強度コンクリート(設計基準強度 50N/㎟)と、高強度鉄筋(降状点強度 590N/㎟)の使用により、床版厚は現場打より、約3割薄くなります。

早い!

プレキャスト製品ですので、下部工の完了と同時に運搬架設が可能となり、工期の短縮が図れます。

バリエーション豊富!

設計荷重 T-25・T-14・T-10・T-6・T-2、長さを1.0mから9.5mまで、規格化しており、種類が豊富です。

鉄蓋やグレーチング組込・斜切等の規格外品についても設計検討致します。

PC鋼棒連結!

さらに、床版をPC鋼棒で連結する事により、国土交通省にて運用されているNETIS(新技術情報提供システム)に登録されました。

【登録番号 CG-060018-A】(掲載期間終了)

下記のように、PC鋼棒連結にて導入力をかける事により、製品間のつながりが強くなり、プレキャストの弱点である製品間の段差・ズレ等が低減されます。注)PC鋼棒連結の条件として、床版の厚みが180mm以上必要です。

床版概略図

高強度鉄筋とPC鋼棒連結作業状況

試験方法

直単純床版から版理論への展開

数枚の床版をPC鋼棒で連結し弾性版理論により断面力や変形量を求め、一層の軽量化と高品質化を進めている。

理論解析と解析に必要な実験値を得るための実大曲げ実験を、山口大学工学部社会建設工学科 高海克彦准教授の指導のもと実施致しました。

連結床版実大曲げ実験

# 荷重載荷状況
# 測定状況
# ひずみ及びヒビ割れ状況
# 試験結果

山口大学工学部高海研究室にて

施工動画

同業者(コンクリート製品メーカー)の
皆様へご案内

現在、弊社の他に日本全国で6社のコンクリート製品メーカー様にHC床版を製造して頂いております。「我が社でも製造を検討してみたい」と思われる同業者様がいらっしゃいましたらお問い合わせください。

(下記お問い合わせフォームよりメールでお知らせ下さい。)