工法紹介コンクリートパイル

コンクリートブログ

KAWANO’S QUALITYカワノクオリティ

お客様のご要望、地盤条件、敷地条件、周辺環境などの様々な条件において、施工実績と技術力を活かし、最適な工法を提案・施工致します。

基礎工法紹介「既製杭」

大臣認定 Hyper-ストレート工法

Hyper-ストレート工法は標準の既製コンクリート杭を使用するシンプルなプレボーリング高支持力工法です。

旧建設大臣認定工法(旧38条認定)に比べ、約1.5倍の支持力性能を発揮し、使用する杭本数削減に貢献、コストダウンを実現します。

  • 砂質・礫質
  • 先端支持力係数 α=363
  • 杭周面摩擦力係数(砂質)β=6.2
  • 杭周面摩擦力係数(粘土質)γ=0.62

適応する杭先端地盤

大臣認定 Hyper-MEGA工法

Hyper-MEGA工法は既製コンクリート杭(下杭は節杭)を用いた埋込み杭工法に分類されるプレボーリング拡大根固め工法です。

拡大部を自由に変えられるため、建物に応じた支持力が選べる工法です。

適応する杭先端地盤

  • 粘土質

一般評定 HI-BEX工法

旧38条認定工法であるBESTEX工法を「2015年 建築物の構造関係技術解説書」「H28年国土交通省告示第468号」などに適合するようリニューアル。

性能アップとともに施工品質と信頼性を向上させた、新しいコンセプトの工法です。

  • 先端支持力係数 α=250
  • 杭周面摩擦力係数(砂質)β=10/3
  • 杭周面摩擦力係数(粘土質)γ=0.5

適応する杭先端地盤

旧大臣認定 BESTEX工法

プレボーリング拡大根固工法の一種です。攪拌翼を有する掘削ロッドを使用し、根固め部にミラセピア(繊維質鉱物の粉末)を混入した掘削固定液を噴出しながら根固め部を築造し、掘削孔へ回転キャップにセットした既製杭を建て込み、回転埋設によって定着させる工法です。

  • 先端支持力係数 α=250(砂質・礫質地盤)
  • 杭周面摩擦力係数(砂質)β=2.0
  • 杭周面摩擦力係数(粘土質)γ=0.5

適応する杭先端地盤

COPITA型プレボーリング杭工法

杭径+100mm径の堀削攪拌装置を用い、施工地盤内に適宜堀削液を注入しながら所定深度まで掘削を行い、根固め液を注入して根固め部を造成。掘削攪拌装置を引き上げながら杭周固定液を注入・攪拌して、地盤内にソイルセメント注を造成します。その後、既製コンクリート杭を自沈または回転圧入により建込みおよび沈設を行い定着させる工法です。

  • 杭先端極限支持力度 qd(KN/㎡)
  • 砂層 150N(≦7,500)
  • 砂礫層 200N(≦10,000)

適応する杭先端地盤

セメントミルク工法

従来からある工法で、既製コンクリートパイルを用いたプレボーリング根固め工法です。

オーガスクリューによって予め掘削された掘削孔に既製杭を建込み、支持層中への定着を確実にするため杭を圧入または軽打します。

適応する杭先端地盤

  • 粘土質

打撃杭工法

ある程度の深さまでアースオーガで掘削し、そこから油圧ハンマーで杭頭部を打撃して地盤に直接杭を打ち込みます。

打撃当りの貫入量やリバウンド量から杭の支持力が確認できる為、信頼性が高く、シンプルな工法であり、使用機械が少なく経済性の高い工法です。

適応する杭先端地盤

  • 粘土質

その他の基礎工法

先端羽根付鋼管杭

先端羽根付鋼管杭とは、杭の先端にスパイラル状・つばさ状の掘削翼を取り付けた鋼管杭を回転圧入により所定の深度(支持層)に設置し支持力を発現させる工法です。

小型杭打機で施工を行うため、コンパクトな施工スペースでも施工可能となり、比較的小規模な工事で採用され、低騒音・低震動、残土の発生がまったくない施工特性など、大きな利点を発揮します。

深層混合処理工法

深層混合処理工法(柱状改良)は小・中規模建築物向けの地盤改良工法であり、攪拌翼を土中に貫入させ、地盤に固化材スラリー(セメント系固化材と水を練り混ぜた液体)を注入しながら機械で掘削・攪拌し地盤内に円柱状の改良体(コラム)を築造する地盤改良工法です。

地盤置換工法(コロンブス+)

コロンブス+工法は、基礎下の重い土を撤去し、軽いEPS製の《ジオフォーム》を敷設することで軟弱地盤にかかる建物重量を軽くして沈下を抑制する地盤置換工法です。

さらに建物重量の偏りに合わせてバランスよく敷設することで物が傾いて沈む不同沈下対策となり、地震の揺れや環境振動を緩和します。

場所打ち杭工法

全周回転掘削機にてケーシングを地盤に圧入し、ハンマグラブでチューブ内の土砂を掘削・排出を行い、その孔に鉄筋かごを建て込み、ケーシングを引き抜きながらコンクリートを打設して杭を形成する工法です。

地盤を掘削し配筋やコンクリート打設を行うため、既製杭に比べて工期が長くなりますが、運搬の問題がなく、既製杭に比べて大きな杭径や杭長も可能となり、支持力が大きくとれます。