概要
パイルは搬送から打込完了まで、様々な力を受けます。PHCパイルのコンクリート設計基準強度は85(N/㎟)であり、きわめて高い強度を有していますので、大きな打撃力に耐え、硬い中間層も容易に打ち抜きます。またプレストレスが導入されている効果から、様々な曲げ引張力によるひび割れ発生を防止することができます。油圧ハンマー、モンケンなどによる打撃工法はもとより、コンクリート強度向上によって壁厚を薄くできたことで中堀工法の施工も有利にしています。
特長
オートクレーブ養生
高温高圧(180℃-10気圧)の蒸気釜により促進養生を行い、σck=85N/mm2の高強度のPHC杭を製造しています。
杭の種類
・PHCパイル・PHCパイル(JIS強化杭)・CPRC杭(高強度プレストレスト鉄筋コンクリート杭)
従来からのPHC杭、せん断耐力を考慮したJIS強化杭、曲げ耐力の高いCPRC杭と多種多様に用意しております。
杭径はΦ300~Φ600、杭長は7m~15mを規格化しております。
PHCパイル
- コンクリート設計基準強度:85・105N/㎟
- 導入プレストレス量:4N/㎟(A種)、8N/㎟(B種)、10N/㎟(C種)
- 杭径:D=φ300~φ600mm
- 杭長:L=5~15m
製品画像(姿図)
CPRCパイル
- コンクリート設計基準強度:85・105N/㎟
- 杭径:D=φ300~φ600mm
- 杭種:Ⅰ~Ⅳ種(杭径=φ300~φ600mm)
- 杭長:L=4~12m
製品画像(姿図)
試験
製品 軸曲げ試験、せん断試験
各種性能の要求に応じて試験を行っております。
計算例
高支持力杭工法、設計検証
用途に応じて杭断面の性能照査を行い、杭材の出荷をしています。