箱型U字側溝(DCT側溝) 国土交通省NETIS(新技術情報提供システム)掲載期間終了
概要
箱型U字側溝は、集水機能、バリアフリー機能、防音機能等を兼ね備えた次世代型側溝です。
設計条件
- 活荷重
- : T-25(車道縦断用)
特長
分散集水機能
側溝と蓋のズレ止めを利用して蓋側面の切り欠きから路面水を側溝内に取り込むことができます。
コスト削減
集水能力をもった側溝であり、従来側溝に比べグレーチングが低減され、トータルコストを削減できます。
防音機能
箱型U字側溝集水タイプは、蓋1枚1枚がかみ合う構造により、本体と蓋とのあそびを最小限におさえ、縦断・横断・回転等のズレを解消しました。
その結果磨耗・カド欠けを防止します。
排水性舗装にも対応(オプション)
⼀般的な側溝には、排水孔がなく、導水パイプにより集水桝まで排水を導く工法やドレーン金具を側溝に取り付ける工法などが用いられ、舗装厚の調整などが不可欠でした。
箱型U字側溝集水タイプの場合、舗装透水部より浸透した雨水は、道路の横断勾配・縦断勾配により、1m毎に2ヶ所設けられた排水孔へ効率よく集水されるので、路盤全体の舗装厚を⼀定にした状態での排水が可能です。
道路幅員の有効利⽤
従来の側溝と比べ、流下断面を確保しながら側溝の幅を90〜100mm小さくすることが出来ます。
その結果、既存道路では限られた幅員を有効利用することができます。
施工性が良い
箱型状であり、従来のU字側溝のような張り出しが無いため転圧が容易にでき、施工性に優れます。
可変勾配が可能
現場にて簡単に勾配をつけることが可能です。(全面開口のため、インバートの打設も容易に行えます)