Gベース(防護柵用基礎ブロック)国土交通省 NETIS HR-050011-VE(旧番号)

概要

Gベースは、道路用のたわみ性防護柵用基礎ブロックで、品質・工期・安全性・施工性・経済性・メンテナンスなど、あらゆる面で現場打ち工法に比べて多くの長所を持った画期的な製品です。


車両の衝突荷重を考慮し、金沢大学の指導の下、安定・構造試験を行い、その安全性が確認され、たわみ性防護柵C種~SC種に対応しています。

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特長

下部構造物の直上に設置可能

下部構造とGベースの前面ラインをそろえる計画が可能。


(1)必要用地が小さくなり用地費用が削減できる

(2)壁面積、盛土量が削減可能。

また、衝突事故が発⽣した場合であっても、中空に設置されたGベースは下部構造に衝突荷重を与えません。

衝突

豊富なバリエーション

(1)高さのバリエーションが豊富で側溝を抱きかかえた計画に対応が可能。

(2)現場打ちと同一高さの規格を保有。

※必要内高は各側溝の最低規格高に基礎(50mmと仮定)を考慮したものである。

ドライ施工で工期短縮

(1)背面のコンクリート打設が不要

(2)ボルト連結でラクラク施工

(3)標準製品での曲線施工が可能。(R15mまで対応可能です)

・直線部連結仕様 ※曲線部は専用プレートにて連結します。

維持管理も容易

万が一の事故による損傷時も早期復旧が可能。


・事故対応事例

※事故後の防護柵及びGベースの取り替え例。わずか2日で復旧が完了しました。


参考文献「道路土工-擁壁工指針」平成24年7月(P213)より付属施設の基礎は擁壁と分離し、その影響が擁壁本体に及ばないように計画するのが望ましい。用地条件や周辺環境条件等の理由から、付属施設を擁壁に直接取り付ける場合には、付属施設が擁壁に及ぼす影響を十分考慮して必要な措置を講じるものとする。

Gベースは、下部構造に影響を及ぼさない設計をしています。

環境貢献

CO₂排出量の低減による環境貢献。

環境

幅広い柔軟な対応

・ガードレールをはじめ、ガードパイプ、ガードケーブルにも対応が可能です。

・曲線施工R15m対応以外の屈曲部なども、斜切製品にて対応が可能です。

・縦断勾配に合わせた設置が可能で、縦断勾配B、C種15%、SC種12%まで対応可能です。

・防護柵始終端の縁部対応(L=1.5m)も可能です。

・Gベースは、その他様々なニーズにお応えできる製品です。最寄の営業所にお問い合わせください。

設計条件

防護柵設置基準準拠

適用範囲

参考文献『車両用防護柵標準仕様・同解説』(P133)より

基礎の長さは、基礎の目地間を安定設計に用いる一連の長さとして計算を行うものとするが、基礎の長さが10mより長くなる場合については、10mを最大の長さとして計算を行うものとする。

Gべースは、基礎の長さを10mとして設計しております。