一般工法打撃杭工法

打撃杭工法

この工法は杭の打ち込み位置にあらかじめアースオーガーにて地盤を掘削した後、杭を掘削孔に建込み、支持地盤まで油圧ハンマーにて杭を打撃し、支持力を発現する工法です。

特長

01.〔標準的な工法〕

従来より行われている一般工法で、国土交通省告示第1113号に規定されている工法です。

02.〔機械設備がシンプルで経済的〕

他の工法と比べ、プラント設備等を必要とせず、施工工程もシンプルで経済的な工法です。

03.〔支持層確認の信頼性が高い〕

杭打撃時に杭の貫入量を測定し、1打当りの貫入量・リバウンド量から杭の支持力を確認する事が出来、支持層確認の信頼性が高い。

04.〔騒音・振動を伴う〕

杭を油圧ハンマーにて打撃する事により、騒音・振動が発生します

施工手順

打撃杭工法の施工手順

①杭芯位置にアースオーガを建込み鉛直性を確認後、地盤を掘削する。
②所定深度まで掘削した後、アースオーガを引き上げる。
③掘削孔に杭を建込み、ハンマキャップを杭頭部に被せ、杭の鉛直性を確認しながら挿入する。
④パイルハンマにより打撃を与え、杭を打ち込む。
⑤打込み終了直前に記録用紙に杭の貫入量・リバウンド量を測定し、その値から支持力を算出して要求された支持力(設計支持力)が得られたら打止めする。


適合条件

            
国土交通省告示 適応杭径 適応地盤 適応施工長
第1113号 φ300~φ600 砂質地盤 施工地盤面-60m
礫質地盤 施工地盤面-60m
粘土質地盤 施工地盤面-60m